2期生の松本典子さんから葉書が届いた。松本さんの写真展『野兎の眼 東京展』3月13日(火)~3月25日(日)CROSSROAD GALLERY (新宿区四谷)への案内である。
「奥吉野の村の秋祭りで出会った14歳の少女を、10年かけて撮り続けた写真集『野兎の眼』から厳選したプリントを展示。まっすぐなまなざしを持った少女が、思春期をへてやがて大人になり母となる過程を、吉野の風景や日常の断片とともに鮮やかに映しとる。」
松本典子さんは1999年、第14回「写真ひとつぼ展」グランプリを受賞。これまで写真集『うさぎじま』(早川書房)『野兎の眼』(羽鳥書店)、写真絵本『うさぎ うさぎ こんにちは』(福音館書店)などを刊行している。
松本さんというと、私は思い出す。現在の「VOICE」の前前身に「ナルニアだより」という冊子があった。その表紙の2代目の担当者が典子さんだった。その表紙担当の最終号。私はびっくりした。彼女は一部ずつ違う美しい彩色の表紙(ケント紙使用)、初版200枚分を描いて持ってきたのだ。なんと素敵なアイディアとセンスなんだろう、と私は思った。