トトロのトポス

とうとう肥田さんが自由の森に来られた。会場の大音楽ホールには、いっぱいの参加者がつめかけた。



2部構成。第1部は肥田さんの講演。肥田さんの話により、ヒロシマで被爆された人々のナマの姿が、今、ここで眼前にいるように迫ってきた。また、その被爆者の治療や救済・究明のために、「放射能」や「真実を隠そうとする勢力」と闘い続けて来られた一人の人間＝何よりも一人ひとりの生命を大切とする、肥田さんの姿が浮かんで来た。第2部は、会場の生徒たちや大学生が「これからを生きてゆくため」の率直な質問を肥田さんへ発し、その質問に、一語一語丁寧に肥田さんがこたえられたクロストーク。











私は、今、一人ひとりの質問とそれに正面からこたえられた肥田さんのトークを反芻し、自分の言葉を探しつつ、今日の出来事についてじっくりと考えている。肥田さんの話と言葉は、私の心を強く打った。

95歳の肥田さん、高3トリオさん、山田さんをはじめとする「肥田舜太郎さんの話を自由の森で聴く会」のみなさん、そして参加者のみなさん、ありがとう。