第20回憲法記念行事「いま9条の未来を語ろう~憲法がめざす平和な世界のつくりかた~」が5/14(土)に弁護士会館で開かれる。
「尖閣列島(釣魚台)問題や朝鮮半島での砲撃戦などが生じる中、昨年12月、新防衛計画の大綱が策定されました。また、3/11の東日本大震災では、自衛隊の活動が連日報道されています。このような時代状況をふまえ、自衛隊の現状とあり方を検証し、平和と憲法9条の未来を展望するシンポジウムです。」と主旨説明がある。
時代状況の触れかたがシンプルすぎて曖昧だなあ。字数制限もあるのだろうが、もしこの程度が仮にぎりぎりの表現になってしまうとすると、私は、そういう所に時代状況の深刻さの一端を見る。(あっ、誤解のないように付言しておけば、私は主催者・講演者等には敬意と賛意を抱いている。問題は時代の動きや風潮の方なのだ。)
第1部の講演「日本の平和主義のこれから」の講演者、及び第2部「パネルディスカッション 憲法9条の未来」のパネリストの一人として、小熊英二氏(社会学者、慶應義塾大学教授。主著『<民主>と<愛国>――戦後日本ナショナリズムと公共性』新曜社、他)が登場する。私は、今、この人が何を語るのかは大きな関心がある。
Ps.中・高校生で小熊氏の著作を手に取ってみようとする人は、『日本という国――よりみちパンセ』(理論社)からが良いと思う。
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