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トトロのトポス

自由の森学園図書館情報

   

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VOICE 19、発行!        (686)

2011年度第1号のVOICEがとうとう発行された。VOICE(ヴォイス)は、中・高校生が協同で編集している、校内唯一の定期刊行誌(年6冊)。

←VOICE 19の表紙写真(村越聖也、高2)

今回の特集は、「入学式」と「大震災・原発」だ。
次に、特集「大震災・原発」の扉の生徒(押立敏樹、高3、新編集長)の言葉を引用する。

「3月11日…東日本大震災がありました。大きな地震でした。自森にも大きな揺れがありました。東北では、地震と津波で多くの人が亡くなりました。建物がたくさん壊されました。まだ、大きな余震が続いてます。現地では、電気が使えなかったり、家がなく、食べ物も数少ないのに、ぼくたちは、電気が使え、家があって、食べ物があります。ふだんとあまり変わらない生活をしている人たちが多いと思います。そんな中で、自森では、募金活動をした生徒、ボランティアをした保護者、卒業生による被災者支援がありました。

福島原子力発電所では、大きな損傷、放射能漏れなどの事がおきています。しかし、ぼくらが聞いたことのない原発の言葉。どんな構造で、どんなことが起きているのか、わからない事が多いと思います。そこで、原発のことを自森の生徒と教員や卒業生から説明してもらいました。

いま、自森で、いろんな活動している、生徒・教師・保護者・卒業生が、なにをしているのかを読者に伝えたいと思いました。この特集は、今始まったばかりです。次の号でも、もっといろんな自森からの動きを伝えていきたいです。」

早く、手にとってほしい。そして、さまざまな生徒や卒業生や保護者の方々の多様な活動の情報を発行元である図書館へ寄せて頂きたい。

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草と風と…      (688)

飯能市郷土館で見逃せない絵画展が開かれている。(~5/8まで)「小島喜八郎 寄贈絵画展」である。

小島喜八郎は、飯能出身。高校を出て直ぐ仕事に就いたが、美術学校や専門の研究所出身という訳ではなく、描く事が好きだからただひたすら描き続け、37歳で絵だけの世界に入り、35年間、…3年前に72歳で亡くなった。

小島の絵は大別して2つの世界がある。一つは、30年近くにわたり描いてきた飯能各地の風景スケッチである。これは、その時々の飯能の日常の姿を伝える貴重な資料ともなっている。もう一つは、画家としての創造的な挑戦を伝える、油彩の大作シリーズである。



幾重にもシワを刻んだ紙の上に人影が行き交う「紙」シリーズ、草の光と影をハイパーリアリズムで画面一杯に描いた「草」シリーズ、風に揺れる草木の姿を描いた「風」シリーズ。今回の絵画展は、この油彩の大作が昨年寄贈された事により実現した。

小島は自らの画集の後書で次のように語っている。「絵を描く事で人生を生きてこられた。能力を傾注し、誠意を尽くしてたくさんの画面を埋めてきた。作品はおしなべて ~事象に寄り添うというか、存在の中に併せ持つ〈異空間〉のようなものを描いてきたような気がする。」

私は、この〈異空間〉に身を横たえるのを好む。

郷土館は、登校のスクールバスが市立図書館を過ぎて少しの所、右側(川とは反対側)の小高い土地の上に在る。

ポエトリー・カフェ       (689)

秩父で特色のある喫茶店&書店の一つに、「ポエトリー・カフェ 武甲書店」がある。ここは、ポエトリーリーディングを定期的に開催するカフェ。つまり、ポエトリー・カフェだ。

平たく言えば、詩集専門書店/出版社+カフェ+ライブハウスかな。イメージできる?(笑)~の割には、とんでもなく狭く(笑)約20坪のスペース。谷川俊太郎さんのライブの時とか、すごい密度(笑)だった。



で、ポエトリー・リーディングとは何かと言えば、それは「自作詩・飛入り朗読会」のこと。これがめちゃくちゃ、面白い。

さて、お勧めメニューは(笑)、野菜から取ったスープ付きの手作りワンプレート。ひとつの皿に季節の野菜のおかず(可能な限り新鮮な地元産の野菜を使用)と古代米入りの玄米が盛ってある。



店は、「朗読会」や「スペインギター・コンサート」等のイベントの他に、詩誌「詩悠」というポエトリーシーンの情報誌や、詩・短編小説・イラスト・フォトで綴る季刊誌『SEASONS-plus-』を創刊し、かつ「web文芸誌武甲」の発信、年1回「秩父文学・武甲」まで発行している。

場所は、秩父鉄道「お花畑」駅のすぐそば(下車1分)に在る。

語りつぐ 歌いつづける     (690)

5月28日(土)国立オリンピック記念青少年センター大ホールで『「子どもの本・九条の会」三周年の集い―語りつぐ 歌いつづける』がある。

2部構成で、
第1部は、児童文学作家の岩崎京子さんや宮川ひろさんの「語り」と、手作り絵本作家・観客参加型紙芝居作家のまついのりこさん(自由の森学園の設立メンバーの中心の一人であり、二代目学園長であった数学の松井幹夫さんのパートナーでもある)の「講演」。
『あの戦争の時 私は子どもだった』



第2部は、「歌と演奏」のライブ。表現者は、シンガーソングライターであり絵本作家である中川ひろたかさん+マジシャンでありミュージシャンの大友剛さん(8期生)+(712)で紹介した歌手の野々歩さん(15期生)のコーラスユニットON’Sである。

ロビーでは、戦争と平和をめぐる子どもの本展、『9ゾウくんげんきかるた』原画展も開催されている。

5/28、当日は自由の森の体育祭の予定日。

子どもを理解するためのブック・ガイド     (691)

今夏の「学びの森」は例年より1カ月早い、7/23(土)24(日)に開催する。図書館も、〈保護者向け〉の講座(90分)を受け持つ。(23日か24日は他教科との組み合わせでこれから決まる)

題して『子どもを理解するためのブック・ガイド』。

講座内容を60字で書くと。「今どきの10歳~高校生の姿をよくうつす、数々の本を楽しく紹介。子どもとの“関係の取り方”のヒント、満載。リスト配布します。」

このリストには、(眼前の子どもたちや20数年間の子どもたち、あるいは自分のなかに生きている子どもとのやりとりを通して現れた、相互に関係をうんでいく)新鮮でオリジナルな50冊をpickupする。お楽しみに。

当日の図書館は、ワクワクドキドキのライブ会場!(本を語って、やっぱり胸が高鳴る面白さがなければね。)それでいて、ああ、我が子のあの時の行動は、…なるほどと、いくつもの「なるほど」と「そうだったのか」が心の中でこだまする。会が終わった後、参加者が持ち帰るのはブック・リストのみ…という事は、きっとない。乞う、ご期待を。

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