中学校校長に頼まれて学校webの「自由の森日記」に紹介の記事を書いた。重なるけれど、このブログにもupする。651の丁寧版。(笑)
当時中3だった(現高1の)生徒たちが編集した『自由の森へようこそ―ぼくらがつくった学校ガイド』が、発行されました。これがすこぶる面白い。表紙と裏表紙を見てるだけでも楽しくなってきます。「このパンフレットは、自由の森学園中学校の生徒が自ら取材や編集を手がけ、イチからつくりだした正直な学校ガイドです。」と始めの言葉にありますが、「正直な学校ガイド」って言葉が、そのままこの冊子の特色を表しています。それがこんなに新鮮で面白いなんて。
例えばこんな表現。「このパンフレットは、(略)…まさに『中学生の集大成』だと思います。日々、自由の森で過ごす私たちにしか伝えられない、中学生の生の声がこの1冊に詰まっています。というより詰め込みました!」。まさに「中学生の集大成」なんてピタっと決まった言葉のきれの良さや、ふつう大人がつくると「詰まっています。」で終わります。それに続く「というより詰め込みました!」という一句。学校案内でこんな表現は初めて目にしました。(中学生の勢いと正直な想いが素直に伝ってきて微笑ましいです。)
そして、まずは「授業をつくる」から始まっています。これは自由の森の自由の森らしい所。最初の「ある日の数学の授業風景」の写真。これが素晴らしい。「教室が盛り上がって、教員も楽しそうな(そんな)雰囲気」に溢れてます。そうだ、(自森の)授業は楽しい! って、パっと世界が広がっていきます。それは、生徒たちの「だって、ドキドキ、ワクワクのない授業なんてつまらない。ぼくらはいつだって、イキイキしていたいんだ。」という言葉と、そのあとの授業の核心を語る教員の言葉が深いところで対話していて、なるほどそういうことかとページを進めさせます。
こんなふうに続いて、「森の時間Q&A」「編集委員が独断で選んだお気に入りの教員」(これもかなりユニーク!)「部の立ち上げ方まで伝授の部活動」「うちの学食はうまい。そして体にいい。なぜなんだろう?まごころの学食」「それぞれの放課後」「寮生スタイル」「行事の楽しみ方」…と読んでいくと、中学生のナマの声で語られた自由の森学園があらためて私たちの目の前に現れてきます。B5版全カラー28 ページ、どのページからも学校生活の楽しさと充実感が伝わってきます。(読みやすく遊びのあるレイアウトも効果的。これを中学生自身がつくっちゃったなんて、そのこと自体が「自森の多くの可能性」の一端を証しています。)
事務局からたくさん貰って来て図書館の入口に置いてみました。アっというまになくなりました。自森の生徒たちが手に取り、保護者の方が手に取られ、そして、さらに保護者の方にひとこと添えて頂いて、この冊子がどんどん自森の外へと広がって行くとありがたいです。まずは、ご一読を。
※「Weekly News 西の風」(6/3、西の風新聞社)に「生徒が学校ガイドを作製ー自由の森学園中学校」として取り上げられている。
※6/11(土)中学校見学会の日、近づく。
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