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トトロのトポス

自由の森学園図書館情報

   

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好き好き大好き…     (676)

2010年度自由の森学園中学校の卒業アルバムができた。自森的には超ハヤー。一般では卒業式に貰う所が多いが、自由の森では1年くらい経ってから届く。(笑)まあ、ここ数年は年々早くなってきて、卒業後半年で刊行されるものも出て来たが…、だからこそ、4/2卒業、1ヶ月後の発行は超~~なのである。しかもアルバムのタイトルは…「大好き」!!



A4の1pに2人ずつ。写真は、それぞれの大好きな場所を背景に各自のファッション&スタイルでそれぞれらしく納まっている。それに、次の8つの質問への答えが…。

1.誕生日・血液型・趣味 2.学校で好きな場所 3.しょうもないじまん 4.一番の思い出 5.死ぬまでにやりたい事 6.自森に入って自分自身が、変わった事 7.高校生になったら… 8.自森とは…

一人ずつの顔を見ながら丁寧に読んでいくと、なるほどだったり、へぇ~そうだったんだで、めちゃくちゃ面白く、時の経つのを忘れる。

個々の写真の次には、クラスのページ、9つのランキング(例えば、好きな自森の歌・好きな研究室…)、田んぼのページ、登山、修学旅行、学習発表会、卒業式の日のクラス写真、学年集合写真(図書館バルコニー直下の正面玄関前で)と続く。

大好きな人たち、大好きな場所、大好きな行事、大好きな学校と自分の写真集である。この一冊も、今日から館内で閲覧可能。

ps.本日は、新年度第1回授業参観・保護者会の日だった。昨日印刷したVOICE 19 増補版、今日1日で全てなくなった。更に増ページを加えて(笑)来週金曜日(5/13)に3刷の予定。VOICEは刊行後、自ら成長し始めるのだ。(笑)しかしながら、発行元としては内側からの勢いは尊重するが、読者の負担を考え(一部編集メンバーからの指摘もあり)、増ページは3刷を持って止め、19号はそれを持って決定版としたいと思う。5/12(木)の昼休みには20号のプラン会議が始まる。

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VOICE 19 増補版発行!     (677)

8p増の計54pの増補版19号、ついに刊行! 「被災地に行って思ったこと」(高2)「3月29日、池袋で義援金を募る。」(高3)「無関心から私たちにできることへ」(「NGO・NPO講座」講師)等…の震災関連の原稿が新たに寄せられた。高2生徒の「被災地に行って思ったこと」から。

…地震や津波。今回の震災で、今、自分が出来ることを考えた。僕は実家が関西にあり「阪神淡路大震災」の時はまだ生まれていなかったが家族から何度か話を聞いたことはあった。今度は自分達が動く時だと思い、パソコンで探していると、GW中に4日間(現地での活動は2日間)岩手県の大槌町へ災害ボランティアに行くという案内を見つけ、それに行ってきた。まず感想から…なんて。正直なんも言えないです。出来るだけ言葉にしますが、上手く伝えきれる自信はありません。とにかく、悲惨でした。

現地はガレキや土砂が山積みになっていて、元々これが家だったなんて全く想像が出来ないくらい。なんとか形を保っている家もあったが家の中はボロボロで、穴が空いていたり、津波で黒く汚れたものがそこら中に散乱していたりと、本当にここに人が住んでいたのかと思うほど。

東京からの夜行バスに乗り、翌朝、現地に着きました。バスから降り作業場に向かう途中「解体お願いします」と書かれた半壊、ボロボロの家を何度も目にした。ものすごく悲しくなった。作業場に着き、ガレキや土砂の撤去をしているといきなり、ものすごい異臭に襲われ「なんの臭いだろう…」と思いながら作業をしていると、土砂の中から大量の魚の死骸が目に映り、それと同時にさらにものすごい異臭がした。どうやら臭いの原因はこれだったらしく、その後何度も同じようなことがあった。

そして今回、一番想いが強くなったのはカバンで、それはガレキの上にポツンと置いてあった。そのカバンはただのカバンではなく、明らかに、間違いなく小学生が使っているようなカバンで、あんなに強い地震や津波があったにも関わらずしっかりと名前が残っていた。3月11日土曜日。塾にでも行っていたのだろうか…この子は無事なのだろうか…。



一段落ついた時、なんとなく辺りを見回してみた。自分達が掘ったところを見ると、少し自分が墓荒らしをした気分になった。そしてこのガレキの中には数えきれないほどたくさん思い出がつまっているのだと改めて思った。…これ以上なにを言ったらいいのか、俺には分からないです。最後に、このボランティア組織の人が言った一言です。「この状況を皆様に伝えていただけることが、最大の支援だと思っています。」

              ※
Ps.1.今夕、菅首相、中部電力に「浜岡原発」の全ての原子炉の停止を要請する。

Ps.2.放課後、短時間全校集会があり、体育祭実行委員会の本部会メンバー・各係長の紹介があった。5/28(土)体育祭まで、あと約3週間。

写真展 “DAILY PHOTO”開催!     (678)

新たな才能、現れる。新年度からVOICE表紙写真担当の村越聖也君(高2)。彼の第1回写真展が、図書館廊下の展示スペースで5/7(土)~5/21(土)開催される。A4のPHOTO作品、全54点。



VOICE 19で聖也はこう自分と自森を紹介している。…世界を旅する夢。福島県名物「ままどおる」を食べながら―。坦々麺を食べながら―。マシュマロを食べながら―。ミネストローネを食べながら―。冬の空を眺めたい。ゆっくりとした時間。この一年で自分を見つけ出した。ハイ。H2の村越聖也です。ゆっくりとした、自森はイイョ―――――。



7日の「授業参観・保護者会」に参加される方は、ぜひ、図書館廊下の写真展もお楽しみに!



※別件。本日(5/5) 昼12:30―世田谷羽根木公園「エネルギーシフト55パレード」、及び5/7(土)は午後2:00―渋谷区役所前交差点「原発やめろ!超巨大サウンドデモ」という大規模な“脱原発・反原発デモ”が予定されている。何だか色々と日程が重なるこの頃。身体が5つは欲しい。(笑)

俺たちの旅☆祝島の意志       (679)

VOICE 19に掲載の『夢と闘うこと』の永山泰久氏(6期生、非常勤寮監)から1枚のチラシを渡された。それには、「『俺たちの旅☆祝島の意志』☆ 5/13( 金) ~ 18( 水)、in三軒茶屋『ふろむあーすCAFÉ・OHANA』…祝島・田ノ浦 写真展。山口県上関の原発予定地の写真展です。5/14 には上映会、5/15 にはスペシャル・イベントも!」とある。

この写真展の撮影者は永山氏。5/14(土)はドキュメンタリー映画『祝の島(ほうりのしま)』(纐纈あや初監督作品)の上映がある。

山口県上関町祝島。瀬戸内海に浮かぶこの島は、台風が直撃することも多く、岩だらけの土地には確保できる真水も限られ、人が暮らしやすい環境とは決していえない。その中で人々は、海からもたらされる豊穣な恵みに支えられ、岩山を開墾し、暮らしを営んできた。 1982年、島の対岸4kmに原子力発電所の建設計画が持ち上がった。「海と山さえあれば生きていける。だからわしらの代で海は売れん」という祝島の人々は、以来28年間反対を続けている。効率と利益を追い求める社会が生み出した原発。大きな時間の流れと共にある島の生活。原発予定地と祝島の集落は、海を挟んで向かい合っている。…(映画webから)

この映画のDVDも5/13より受付開始・順次発送される。しかし、出来たらこれはやはりスクリーンで見てほしい。三軒茶屋はちょっと遠いという方は、ぜひ6/4(土)に自由の森へ。(VOICE 19に主催者代表である高2生徒が上映会に関連する原稿を寄せている。)

ちなみに、この映画ポスターの絵は、絵本作家の西村繁男氏(『絵で読む広島の原爆』福音館書店、等)。西村氏は自由の森の卒業生(4期生)の保護者でもある。



Ps.永山氏の写真展、5/15(日)のTALK&LIVEイベントには、校内に数多く貼られているチラシに掲載されている人たち以外に、6期生の某ミュージシャンも参加するとのこと。(申し訳ない。永山氏にこれは秘密なんだけど言われたので、ミュージシャン名は明かせない!)

5/3 憲法記念日      (680)

第20回憲法記念行事「いま9条の未来を語ろう~憲法がめざす平和な世界のつくりかた~」が5/14(土)に弁護士会館で開かれる。

「尖閣列島(釣魚台)問題や朝鮮半島での砲撃戦などが生じる中、昨年12月、新防衛計画の大綱が策定されました。また、3/11の東日本大震災では、自衛隊の活動が連日報道されています。このような時代状況をふまえ、自衛隊の現状とあり方を検証し、平和と憲法9条の未来を展望するシンポジウムです。」と主旨説明がある。

時代状況の触れかたがシンプルすぎて曖昧だなあ。字数制限もあるのだろうが、もしこの程度が仮にぎりぎりの表現になってしまうとすると、私は、そういう所に時代状況の深刻さの一端を見る。(あっ、誤解のないように付言しておけば、私は主催者・講演者等には敬意と賛意を抱いている。問題は時代の動きや風潮の方なのだ。)

第1部の講演「日本の平和主義のこれから」の講演者、及び第2部「パネルディスカッション 憲法9条の未来」のパネリストの一人として、小熊英二氏(社会学者、慶應義塾大学教授。主著『<民主>と<愛国>――戦後日本ナショナリズムと公共性』新曜社、他)が登場する。私は、今、この人が何を語るのかは大きな関心がある。



Ps.中・高校生で小熊氏の著作を手に取ってみようとする人は、『日本という国――よりみちパンセ』(理論社)からが良いと思う。

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