読者を翻弄(ほんろう)する作家=黄錦樹(マレーシア)の作品集『夢と豚と黎明』(台湾熱帯文学3、人文書院)が、本校教員の森美千代さん(日本語科)共訳により刊行された。

帯にこうある。…留学先の台湾からの「帰郷」を契機に、華僑華人の複雑な感傷を描く表題作のほか、単一の価値観によって国家を統合しようとする権力の虚構性を炙りだす「アッラーの御意志」など、テクストを自在に操る黄錦樹の中短編作品17本を収録。
作者はマレーシアにおける中国人としての自らのマイノリティ性を背景に、グロテスクな作品世界を構築し、読者のアイデンティティをたっぷりと翻弄する。…
森さんから直接手渡された。ご寄贈、ありがとうございます。私のまだ読んだことのない作家の作品集。新しい世界に胸がワクワクする。マレーシア華人の黄錦樹(コウ キンジュ)さん、はじめまして。早く早く読んでみたいぞ!
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