公開研第1日目11/19(土)の全体講演の講演者が池田 香代子(いけだ かよこ)さんに決定した。
池田さんは、数年前にやはり自由の森で講演をして頂いた。講演後、図書館に『世界がもし100人の村だったら1~4』(マガジンハウス)『11の約束 えほん教育基本法』(ほるぷ出版)等を、サインをして寄贈して下さった。
池田さんは、ドイツ文学者・児童文学者・翻訳家・口承文学および都市伝説研究家・エッセイスト、平和運動家。グリム童話の翻訳をライフワークとしながら、トルコ人のドイツ語作家アキフ・ピリンチの『猫たちの森』の翻訳により第1回日独翻訳賞を受賞。1995年に、ヨースタイン・ゴルデル著『ソフィーの世界』ドイツ語版からの重訳をNHK出版より発表。「ベルリン・天使の詩」などの、ドイツ映画の字幕も担当した。
世界平和アピール七人委員会のひとりで社会運動家としても知られており、近年は有事法制制定や教育基本法改定、防衛庁の省への昇格、格差社会の到来を批判し、日本各地で講演を行なっている。ベストセラー『世界がもし100人の村だったら』の印税7000万円余をすべて、日本在留の難民を支援するための活動資金や、アフガニスタン難民キャンプに女子中学アル・イルム女学院を設立するための基金、それにパレスチナの水道タンクなど、平和的な活動や、NGO/NPOへの寄付に投じている。
ちなみに、池田さんの東京都立大学人文学部ドイツ文学科の時の先生は種村季弘である。全くの余談だが、私が種村氏を知ったのは高校時代で、マルキ・ド・サドの翻訳家=渋澤龍彦、ザッヘル・マゾッホの翻訳家=種村季弘というコンビでだった。後に種村氏の著作で『渋澤さん家で午後五時にお茶を』(学研M文庫)という本に出会った時は、やっぱりかなりワクワクした。(笑)
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