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宮城県・石巻 2011.7/6-8     (576)

学校が夏期休業(~15日)に入って、この間私は読書づけ。つまりどこにも出かけないので、ちょっと前になるけど印象に残る様々な旅をした生徒の原稿をupする。VOICE 20別冊からの転載。本日は「高校1年学年ワーク 被災地ボランティア」から。

私は宮城県石巻市に2泊3日でボランティアに行きました。一度だけでも被災地を自分の目で見たくて…どんぐらいショックを受けるか怖かったけど行きたいと思いました。

石巻に着いたのが夜だったので、暗くてまわりが全然見えませんでした。その日のうちに、特別にボランティアセンターの本部に入れてもらいました。センターでは、被災地の情報がすべて集まっていて、各地区に指示を出していたりボランティアの人達を被災地に配置したりしています。その日は石巻の集合所でみんなで雑魚寝しました。

次の日、午前中に被災した神社のおそうじのお手伝いをしました。2グループに分かれて、1グループは参道の草むしり、もう1グループはガラスなどを拾う作業をしました。私は参道の草むしりをしました。一緒に作業をしてくれた神社の近くに住むおじさんが,「ひとつやれば,ひとつ片付く」という言葉を教えてくれました。やらなければ何も進まない…そんなメッセージが隠れているような気がしました。午後には、カキの養殖用の縄をほどく作業をしました。津波で海の中がかき混ざられ縄が絡まってしまって海から引き上げた縄が山積になっていました。ピースボートの人達などボランティアの人達がいました。日本のためにわざわざ海外から来てくれて私もボランティアに来てよかったなと思いました。どちらの作業もとても小さい事だけど,小さい事一つひとつこなしていかなくちゃなにも片付かない。作業をしながらそんな事を思いました。



2日目の夜は松島の旅館に泊まりました。1日なかっただけなのに、お布団やお風呂のありがたみを実感しました。

帰りのバスの中でみんなで反省会をしました。私達が当たり前だと思って生活している事は全て幸せな事なんだなと、毎日しっかりご飯を食べる事が出来て人目を気にせず寝れる。それだけでも幸せなんだなと思い知らされました。

テレビを見ている印象だと、まだ被災地は片付いていないと思いがちだけど、そんな事は無く少しずつ復興しています。被災地の人も笑顔を見せてくれることもあるけど、その笑顔の奥にはまだまだ耐えているものがあると思います。少しでも早く、被災地の人が心の底から笑えるように私が出来ることから始めたいと思います。 
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