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カテゴリー「卒業生便り」の記事一覧

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俺たちの旅☆祝島の意志       (679)

VOICE 19に掲載の『夢と闘うこと』の永山泰久氏(6期生、非常勤寮監)から1枚のチラシを渡された。それには、「『俺たちの旅☆祝島の意志』☆ 5/13( 金) ~ 18( 水)、in三軒茶屋『ふろむあーすCAFÉ・OHANA』…祝島・田ノ浦 写真展。山口県上関の原発予定地の写真展です。5/14 には上映会、5/15 にはスペシャル・イベントも!」とある。

この写真展の撮影者は永山氏。5/14(土)はドキュメンタリー映画『祝の島(ほうりのしま)』(纐纈あや初監督作品)の上映がある。

山口県上関町祝島。瀬戸内海に浮かぶこの島は、台風が直撃することも多く、岩だらけの土地には確保できる真水も限られ、人が暮らしやすい環境とは決していえない。その中で人々は、海からもたらされる豊穣な恵みに支えられ、岩山を開墾し、暮らしを営んできた。 1982年、島の対岸4kmに原子力発電所の建設計画が持ち上がった。「海と山さえあれば生きていける。だからわしらの代で海は売れん」という祝島の人々は、以来28年間反対を続けている。効率と利益を追い求める社会が生み出した原発。大きな時間の流れと共にある島の生活。原発予定地と祝島の集落は、海を挟んで向かい合っている。…(映画webから)

この映画のDVDも5/13より受付開始・順次発送される。しかし、出来たらこれはやはりスクリーンで見てほしい。三軒茶屋はちょっと遠いという方は、ぜひ6/4(土)に自由の森へ。(VOICE 19に主催者代表である高2生徒が上映会に関連する原稿を寄せている。)

ちなみに、この映画ポスターの絵は、絵本作家の西村繁男氏(『絵で読む広島の原爆』福音館書店、等)。西村氏は自由の森の卒業生(4期生)の保護者でもある。



Ps.永山氏の写真展、5/15(日)のTALK&LIVEイベントには、校内に数多く貼られているチラシに掲載されている人たち以外に、6期生の某ミュージシャンも参加するとのこと。(申し訳ない。永山氏にこれは秘密なんだけど言われたので、ミュージシャン名は明かせない!)
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空の広場      (692)

八丈島に住む、14期生の清水あすかさんから新詩集が届いた。『空の広場(カラノヒロバ)4号』。この『空の広場(カラノヒロバ)』シリーズは、一年前の4/30に1号が発行され、8/3に2号、12/10に3号と続き、本年4/30の日付で4号の刊行となる。



毎号、あすかさんの新作詩二篇(3号のみ一篇)が独特なイラストの上に印刷されているという、とてもおしゃれで、ある意味豪華な詩集なのである。



今回の詩は、「合わせ寄う手の間にあるもの。」と「雨は覚えている。」

では、「雨は覚えている。」を、どうぞ。

我(あ)れがちぎって捨てた肉を
または腐って落ちるをそのままにした肉を拾い
なぜて
穴だらけの体を
なだめ

かわいそうを食べ
かわいそうだけを生きるのは
むごいとは言わないか。

早(は)っく
びしょぬれの下駄を片付けてくれ。
なにも言わないで
雨にぬれきった下駄
それをつっかけて見た夕方
我(あ)が空の
色をこそ
体の余白へ
なにも言わないで
正しくはめておくれ。

※清水あすかさんは、八丈島生まれ。07’「頭を残して放られる。」09’「毎日夜を産む。」を「空の広場」同様、南海タイミス社から刊行。「頭を残して放られる。」が、中原中也賞の最終選考に残り、「毎日夜を産む。」中の数篇が「現代詩手帖」に掲載される。

学校は、現在、中3で1クラス、高1で1クラスが、インフルエンザのため学級閉鎖。花冷えの日、続く。…

みたび、「空へ歌う」!       (693)

私は、15日(金)にインフルエンザを発症した。本日、復帰。この間、土曜日の夜、卒業生と、その同期生の出演する劇を観に行く予定がキャンセルになった。その劇の後に劇作家の別役 実さんのアフタートークもあったので楽しみにしていた。

日曜日の昼前、突然自宅へ卒業生が訪ねて来た。丁度、私は寝ていたので、家族が事情を話し帰って貰った。彼は3月末までドイツにいて帰国したので会い来てくれたそうだ。ドイツでは、大震災後、連日原発問題が一番大きく取り上げられていたと。ドイツでの脱原発の流れについて、彼が現地で感じ考えた事を直接聞きたかったな。

昨日は、かつて(707)(712)で紹介した、…大震災の被災者の方に支援を行うために、自分で作詞作曲制作したCDアルバム「空へ歌う」(千円の内9割を被災地へ送る)運動を始めた…卒業生の農夫シンガー・瀬谷佑介君から、次のようなメールが届いた。

こちら上越は今、桜が見頃です。なんだか胸のあたりがもんもんとしているこんな時こそ、皆さんと桜の木の下で、春の杯を交わしたいなぁ、などと思ってしまいます…。

さて、「空へ歌う」が生まれてから1ヶ月がたとうとしています(3月22日生まれ)。ここで現在のこの基金の収支を報告させていただきます。

(~中略~) 集まったお金合計、439、050円

支援先への送金
・4月1日くりこま高原自然学校、122、050円、・4月11日森と風のがっこう、100、000円、・4月14日森の遊学舎、50、000円

届けたお金合計、272、050円、残金、167、000円

今後も支援先の情報を得ながら送金送心していきます。皆さんも支援先によさそうな情報ありましたら教えて下さい。

送金送心した先より、お礼のメールをいただきました。

森の遊学舎の大西さんより
 「連絡が遅くなりすみません。ご支援とお気持ちを寄せていただき、とても嬉しいです。ありがとうございます。50人(五万円)のみなさまからの想い。祈り。しっかり受け止めていきます。すぐに結果がでるものだけではなく、本当に未来のために必要なことは何かと問いつつ、周りにいる仲間と共に行動します。私と妻だけではなく、森の遊学舎のスタッフも先週、宮城県へ入って避難所を巡ってお話を聴いていました。明日、東京で小さな報告会を開き生の声を届け、お互いの想いを形にしてゆきます。また報告させていただきます。ユーチューブで唄を聴きました。空へつながっている人たちへ届けたいですね。新潟もまだ寒いと思います。お元気でお過ごしください!いつかお逢いできる日を。」

森と風のがっこうの黍原(きびはら)さんより
 「この度は、ご寄付いただけるとのこと、大変ありがとうございます。被災地の支援は、中長期的に渡っていくと考えています。スタッフは、多くないので、少しずつの活動になりますが、長く続けていければと考えております。大人も気持ちが安定しない日が続いていますが、こんな時こそ、子どもに寄り添い、ゆったりと楽しむ時が、大切だと感じます。ブログにその様子をアップしていきますので、お時間があるときにご覧頂ければと思います。ブログ「代表・吉成のときどき日記」http://nobuoblog.blog19.fc2.com/
機会がありましたら、森と風のがっこうへもお越し下さい。お会いできる日を楽しみにしております。」


(写真は、3/12の朝、用務員さん達の部屋の窓の下で。)

「空へ歌う」再び!      (707)

(712)で紹介した、…大震災の被災者の方に支援を行うために、自分で作詞作曲制作したCDアルバム「空へ歌う」(千円の内9割を被災地へ送る)運動を始めた…卒業生(9期生)の農夫シンガー・瀬谷佑介君から、次のような手紙が来た。

…お元気でしたか?この度はいち早く共に手を繋いでいただき、心強く思っています。ありがとう。

宮城県の「くりこま高原自然学校」に送金しました。幼児から引きこもりの大人までを対象に野外活動に取り組んでいる団体です。

今は自分たちの活動を停止し、スキルを生かして被災地支援をしています。モンベルRQ市民災害救援センターと連携しています。

支援はお金の額の問題ではないと思いますが、現在約300枚のCDが300人の方々の手に渡ったということは、300人の人の「何かしたい」「何とか共に立ち上がろう」という気持ち、思い、祈りが集まったということだと思います。無力ながら僕が届けたいと思ったのはそれに他なりません。

現地が復興に向かうにはまだ時間がかかると思いますが、少しでも、力と人々の思いを届けていけたらと思っています。
今日から築く新しい未来のために、
  そこに生きる子どもたちのために・・・

先日、新潟日報という新聞に私たちの活動が取り上げられたのですが、それを見て**さんから連絡をいただきました。僕が中一の頃、図書館での彼のコンサートでご一緒させて頂きました。覚えていますか?びっくりしました。こんな悲惨な災害をもきっかけに私たちは新しい出逢いをみつけられるのですね。

他人に他人の希望を歌うことは出来ませんが、僕が抱いた僕の希望を歌うことは出来そうな気がします。引き続きご協力をお願い致します。



(写真は、3/12、大震災で帰宅できなくなった生徒たちに付き添って寮のロビーで一晩明かした翌朝、事務局前から見上げた空。)

鳥獣害?    (708)

17期生の日下田彩乃さんがイラストを描く、環境絵本が農文協で刊行されている。それは、『鳥獣害を考えるシリーズ』。

「全国で急増している鳥獣害。カラーの写真やイラストによって、鳥獣の習性や生態について理解を深めるとともに、単なる駆除ではない、被害を出さないための鳥獣とのつきあい方を考えるシリーズ。カラス、イノシシ、シカ、サル、モグラ、ハクビシン、アライグマの全6巻。」

その「単なる駆除ではない、被害を出さないための鳥獣」の姿と行動が、日下田さんの親しみやすいイラストにより、自然と良く分かってくる。このシリーズは、全国の公立図書館、特に学校図書館の必備図書だ。



http://shop.ruralnet.or.jp/b_no=01_54010258/

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